前回の実験では制動の遅延だけを表現したに過ぎない(笑)。ここでは本格的に、空気溜めから、直接ブレーキシリンダへ圧力が加わるような動作を再現したい。
ブレーキの動作を要約すると、まず、ブレーキシリンダに圧力を掛けることで、シリンダが動作し、ブレーキシューを車軸に押し当てて、制動が掛かる。ここで、空気溜めから、直接ブレーキシリンダへ空気を送る為の調整機能がブレーキレバーとなる。
この今回制作した制御装置のブレーキレバー操作は以下の様に範囲が決まっている。
減圧域ではシリンダの圧力を解放する(ブレーキが緩む)、制動保持域ではシリンダの圧力を保持する(ブレーキを維持)、常用制動域ではシリンダへ空気を送り込む(ブレーキがよりかかる)、非常制動域では非常弁が開かれ、非常用のタンクからブレーキシリンダへ圧力が送られ、非常制動がかかる。
それでは、動画を見ながら、動作を確認してみる。
1:加速レバーで、電車を加速させる。
2:加速レバーを緩め、電車は惰行する。
3:ブレーキレバーを常用制動域に入れ、シリンダ圧力が上昇する。コントローラのLCDには圧力表示があり、ブレーキの動作具合が確認できる。
4:制動保持域にレバーを入れると、圧力が保持される。当然、電車は制動がかかった状態なので、減速する。
5:減圧域にレバーを入れると、シリンダの圧力が解放されて行くが、すぐに圧力が抜けないので、この状態でも制動がかかっていて、電車は減速する。
・・・・・はっきり言って、運転が難しい(笑)。
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