2009年10月21日水曜日

運転台型コントローラの製作(その三)

 それでは、2ハンドルタイプの運転台型コントローラの詳細を記述する。外観は写真の通りで、手前に操作部があり、奥にメータ類を配置している。

 実際に走行実験の様子を見てみる。まだ、デバッグ中なので、メータの動作や車両の動きは悪いが、速度計と圧力計、さらに警笛などの機能は動作している。
表示部をより実車に近づける為にはまだまだ改良が必要である

側面部にはスピーカがある

背面にはコントローラとPCとの通信用コネクタ(D-SUB9pin)、KATO用フィーダコネクタ、DCコネクタ、主電源スイッチがある。

・機能詳細
①主操作部:ポーニーキャニオン社製「Master Controller 2 for Train Simulator」(加速6ノッチ、常用ブレーキ8段階、非常制動、押しボタンスイッチ4個、逆転スイッチ)
②副操作部:自作運転台上(トグルスイッチ6個、プッシュスイッチ2個、ロータリスイッチ2個、ロータリーエンコーダ2個、ボリューム2個、キースイッチ)
③主表示部:KATO社製ECS-1パネルメータ(電流計、速度計、圧力計)
④副表示部:自作運転台上(LCD(20文字4行表示)、大型LED2個、小型LED4個)
⑤制御回路:マイコン(ルネサステクノロジ社製SH-2 7144F)を使用したPWM信号制御
⑥出力回路:モータドライバIC(TA8428K)2チャンネル

・特徴 
 マイコンを用いたPWM信号で可変電圧可変周波数制御(VVVFインバータ制御)を行なう。これにより、出力が0.0〜12V(分解能10bit)、周波数が30〜20kHzまで変更可能。
 完全なディジタル制御により、LCDやLED、パネルメータの制御を行うことで、任意の表示が可能。
 録音再生ICにより、警笛の音を出力可能。
 計器やLCDの夜間用照明用のLEDを搭載、さらに、キースイッチにより、動作切替。
 加速率、減速率、最高出力、ブレーキ制動量の各設定がEEPROMにより記録可能。電源を切っても記録を保持。

・主要緒言
電源:12V5A(スイッチングACアダプタにより供給)
出力端子:KATO用フィーダコネクタ×2チャンネル(0〜12V)
入力端子:D-SUBコネクタ×2個(ポニーキャニオン用、PC通信用)

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