BLHタイプは現行製作中のBLタイプの上位版という位置づけで、電流の容量や様々な機能を追加している。今回は特別に注文を受けたので製作を行なった。主な機能として3.2Aの出力容量、収録する駆動音を別つまみにて24種選択可能、加速率・減速率の調整、LCDにより駆動音種別の表示、出力・速度表示機能を搭載している。
今回のBLHタイプver1.03にはLCD(液晶ディスプレイ)を搭載し、駆動音の種別、出力(%)、速度(時速)が表示される。速度は換算調整用のつまみを用いて、車両に応じて調整が可能である。
それでは、完成検査時の様子を紹介する。NゲージとHOゲージを同時に運転しているが、調整つまみによりNゲージに加速率や減速率を合わせているためHOゲージの挙動は多少おかしくなっている。
使用機器
「PWM電車運転コントローラBLHタイプver1.03」
主な仕様
出力回路:Power MOS-FET(フォトカプラにより駆動)
制御回路:AVR Mega644P
制御方式:PWM制御(疑似VVVFインバータ制御)
表示方式:LCDによる情報表示「車種、速度、出力」(バックライト付き)
運転方法:ロータリスイッチにより力行5段階、惰行、制動5段階、非常を操作
調整機構:常時点灯、加速率、減速率、速度計換算
使用電源:12V3.8AスイッチングACアダプタ
保護回路:アダプタによる過電流遮断及びポリスイッチによる過電流遮断(3.2Aで遮断)