今回は以前の記事で紹介した試作品の製作記事である。量産に向けてプログラムの開発を進めているが、なかなか進んでいない。コントローラの概要はPCとUSBで接続し、内部の変数を変更する事で、駆動音を生成するものである。つまり、出力に応じて周波数の自由に変更できるものであり、VVVF制御と言っても間違いではないと思う。
私のコントローラは制御にマイコンを用いている。最近のマイコンにはEEPROMと言って、電源が切れても記憶が残るメモリが搭載されている。容量はそれほど多く無いが、周波数や出力のデータを記録する分には十分である。これによって、6種類の駆動音データを記録できる。走っている電車の駆動音を録音したり、ビデオから音声を抽出し、周波数解析ソフトで、周波数を割り出す事ができれば、簡単に駆動音を追加する事が可能となる。
PCとの接続はUSB-シリアル変換ICを使用しているので、ほとんどのPC(win,mac,linux)で使用可能となる。通信用のターミナルソフトを使用するので、フリーウェアでも使用可能となる。しかし、ドライバのインストールやシリアル通信の知識が多少は必要となる。
現在、販売の予定はない。そもそも需要があるのかどうか分からないので(汗)。また、駆動音のデータは基本的に公開予定で、ライセンスはフリーにする予定である。そうする事で、多くの人が作ったデータで、様々な電車の駆動音を再現できると考えている。
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