2010年1月13日水曜日

PWM電車運転コントローラ(タイプ「AL」)「京急&209系ver」

 ここに来てようやく、量産型の自作PWMパワーパックの完成に至った。コントローラの種類は操作方法による分類を行ない、タイプ別に「A」「AL」「BL」「PL」が現在のラインナップである。ここでは「AL」タイプを紹介する。ちなみに「L」は常時点灯機能に対応したもので、TOMIXの常時点灯基板に対応している。「A」タイプの特徴は入門向けのコントローラに多い、つまみ(ボリューム)による出力直接制御である。ごく簡単な操作であるが、動きの調整がし易いため、模型の動きにこだわる人や走行を楽しむ人向けだ。尚、「B」と「P」はそれぞれ、つまみによるワンハンドルとプレイステーション用「電車でGO!」専用コントローラ対応版である。

 では「AL」の概要を説明する。容量は最大1.0A、常時0.8Aを供給でき、車内灯や長編成でも余裕の出力を得られる。さらに、VVVF音を擬似的に再現しており、最大3種類の音を組み込める。今回紹介するのは「京急&209系ver」ということで、京急新1000形のジーメンス社製ドレミファインバータと京急2100形IGBT-VVVF、JR209系やE217系に搭載されてるGTO-VVVFを再現している。さらに、固定周波数モードを搭載し、50〜約1000Hzまでの範囲で任意の周波数で出力を制御できる。また、常時点灯機能に対応し、調整も可能だ。さらには、モータや車両に応じた、VVVF音の調整を行なうためのつまみを搭載し、汎用性のあるコントローラとなっている。


出力回路:Power MOS-FET
制御回路:AVR Mega168P
制御方式:PWM制御(疑似VVVFインバータ制御)
使用電源:12V1.0AスイッチングACアダプタ
保護回路:アダプタによる過電流遮断及びポリスイッチによる過電流遮断(1.0Aで遮断)

使用車両:鉄道コレクション「富山ライトレール(青)」(トミーテック(TOMYTEC)製動力ユニット使用)
使用線路:TOMIX製 ファイントラック線路ミニカーブレール(Nゲージ

2 件のコメント:

  1. こんばんは、
    量産型ということは、
    完成品とか、工作キットとか、いろいろ気になります。
    モーターが違えば音も変わるのでしょうね。

    1AならHOペーパ車両モータ1個の4両編成なら走らせることが出来そうです。

    製品化のときは販売店を教えてください。

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  2. コメントありがとうございます。

    モータが違うと音は大きく違います。メーカにも寄りますが、K社のモータがいい感じのVVVF音が鳴ってくれますが、T社となると小さくなり、G社では動かないといった症状も出るようです。

    HOであれば、もう少し高出力のパワーパックが必要になるかもしれません。モータが一つであれば行けると思いますが、全車モータ車の様な場合は3〜5Aぐらい必要でしょうか?、HOを所有していないので、実験できないのが難点です。

    製品化につきましては、お手数ですが、メールにて対応させていただきますので、よろしければご連絡ください。

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