2010年7月1日木曜日

BL-SPタイプver1.01の量産型

以前の記事で試作品の紹介をしたが、今回は量産に向けて様々な改良を行った。ただ、色々と問題が多く残っている。現行販売中のBLタイプver1.12とはまた違った製品で、駆動音についても特徴がある。

そもそもPWM制御にてモータを制御しているので、単純に考えるとキャリア周波数は一つである。しかし、実際の電車はモータの励磁音はもちろんモータそのものの回転音、ギアや回転体の音や、制御機器の音など、様々な音が聞こえてくる。それらを全て再現するのは難しいが、このBL-SPタイプは2音を混合させて出力している。それによってより実感のある、また実車に近い駆動音を再現する事ができた。ただし、音がさらに小さくなってしまったのが欠点である。

そこで、このBL-SPにはその名の通り、SP(スピーカ)用の端子を備えている。さらにアンプを内蔵し、音量調節も可能だ。しかし、あくまでも擬似的にまた機械的に生成している駆動音なので、どこか固い雰囲気や明瞭な音が耳に残ってしまう。あまり音量を上げず、ちょっと聞こえるかなといったぐらいがちょうど良いかもしれない。



<ここで紹介しているBL-SPタイプver1.01はスピーカ端子を用いて、駆動音を増幅させているため駆動音が比較的明確に聞こえますが、現行販売中のBLタイプver1.12とは仕様が異なりますので、ご注意下さい。>

使用機器
「PWM電車運転コントローラBL-SPタイプver1.01」

主要緒言
電源:12V2.0ACアダプタ付属、ただし出力は最大1.3A
出力:0~12V(デューティ比0~70%)、最大電流1.3A
出力コネクタ: KATOユニトラック互換
スピーカ端子:3.5ステレオミニジャック
大きさ:135mm×75mm×49mm(突起物含まず)
保護回路:ACアダプタ内蔵の過電流遮断回路、基板上のポリスイッチによる過電流遮断(1.3Aで遮断)

販売情報
直売サイト「こだわり電車運転台ストア」または各取扱店(ストアページにリンク有り)まで

3 件のコメント:

  1. 最近、新快速とJR303系と京阪9000系をごっちゃにしたようなフリーランス製作とFETを使ったリニアなパワーパックを作っていたりする輩が通りましたよ。

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  2. こんばんは。よくここに来ます。
    このコントローラーがこだわり運転台ストアのリストにないのですが、いつごろ製作・販売しますか?

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  3. コメントありがとうございます。

    この製品に関しては受注生産をしております。
    詳しくはお問い合わせ下さい。

    よろしくお願いいたします。

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