2011年4月29日金曜日

PWM電車運転コントローラDLタイプver0.02(試作品)の紹介「ブレーキ圧力計とブレーキシステムの再現」

さて、以前にTOMIX社製TCS Power Unit N-DU202-CLを改造した際にブレーキシステムの再現をブログの記事で紹介した。また以前より、電気機関車仕様の操作方法を再現して欲しいというご意見もあったので、今回「PWM電車運転コントローラDLタイプ」として試作を行なった。
主な特徴は
・アナログの圧力計と速度計を搭載
・自動空気ブレーキと電気指令式ブレーキシステムを再現
・最大3.2Aの高出力と常時点灯機能
・2ハンドル操作による実車に近い加速、惰行、減速運転が可能
・速度計調節、加速率、減速率、常時点灯調整機能を搭載
・出力や制動の状態をLEDにて表示
・キースイッチによる駆動音選択、ブレーキシステムの選択

一番のポイントは二つのアナログメータである。これはブレーキシステムを再現するにあたって必要不可欠なものである。このメータ自体はマイコンにより制御しているので、二つのブレーキシステムに対応した表示が可能である。

電車の運転にはキーが欠かせない。一昔前ならブレーキハンドルだったが、模型でもキースイッチを使うとより実感が湧く。しかし、このようなスイッチはなかなか手に入りにくい。


・主要緒言
電源:12V3.8ACアダプタ付属、ただし出力は最大3.2A
出力:0~12V(デューティ比0~80%)、最大電流3.2A
出力コネクタ: KATOユニトラック互換
大きさ:幅200mm×高さ70mm×奥行き150mm(つまみや突起物含まず)
保護回路:ACアダプタ内蔵の過電流遮断回路、基板上のポリスイッチによる過電流遮断(3.2Aで遮断)
出力回路:MOS-FETを用いたPWM制御


ご意見、ご感想があればお気軽にお問い合わせ下さい。またブログにて紹介しているコントローラの一部は店舗またはこだわり電車運転台ストアにて販売もしております。是非、ご検討ください。

4 件のコメント:

  1. こんにちは。自動空気ブレーキ選択時の力行ノッチですが、電車と同じ様に一気にノッチを入れると過電流でブレーカーが飛ぶ様な仕組みの方が面白そうだと思いました。また、非常ブレーキは一度入れると停車するまで緩解出来ない方が、実感的ではないでしょうか?

    それから、制御システムの話になりますが
    ATS-Pの様に、線区の最高速度のパターン情報(ボリュームで線区最高速度のパターンを調節)を入れると、スピードを出し過ぎると「パターン接近」ランプが点灯、そのまま加速しパターンに当たると、常用最大ブレーキ(自動空気ブレーキ車は非常制動)が作動、パターン設定した速度まで自動的に下がる。等すると、運転の際尚面白いかもしれないですね。

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  2. コメントありがとうございます。

    力行ノッチや非常ブレーキについては、プログラムを検討してみたいと思います。

    ATSやATCなどは、プログラム可能なシステムで検討中ですので、今後の製品開発にご期待頂ければと思います。

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  3. ブレーキ圧力計ですが、ゲージの上がり方が逆なほうが自然に見えるような気がします。
    現状ではブレーキ菅圧力を表示しているようですが、ブレーキシリンダ圧力を表示した方がいいのかなぁと

    非常に興味があり、面白いものが発売されそうで、期待しています

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  4. コメントありがとうございます。

    鉄道模型用としては特殊な自動空気ブレーキ仕様ですのであえていつもとは違った表示をしています。もちろん、実際のシリンダ圧力(つまり制動量)を表示することも可能です。

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