2009年12月22日火曜日

京浜急行仕様自作PWM制御式鉄道模型用VVVFコントローラ「京急新1000形特化バージョン」

 以前制作した「京急新1000形仕様」のコントローラから機能を洗練させ、さらに性能を向上させた特化バージョンを作ってみた。外観や基本システムは前回のver1.1と同様であるが、プログラムの改良とより使い易くより安くをコンセプトに再設計を行い、マイナーチェンジしている。


基本的な機能は、3つの動作モードとつまみによる出力制御、あとは調整である。動作モードは
①ドレミファインバータモード
②疑似サイリスタチョッパ制御モード
③常時点灯用モード
で、①はその名の通り、発車時に音階を奏でながら走行する。また、モータによって始動するときの出力が異なるため、調整用のつまみで音と始動を合わせる事が出来る。②は50〜1000Hzまでの範囲で任意に周波数を固定し走行出来るモードで、300〜600Hzではモータの励磁音も大きく、実際の電車が走るような音となっている。③は常時点灯機能を擬似的に実現している。調整用つまみにて、出力を0〜16%まで調整することにより、始動前にヘッドライトに電力を供給している。実際には8kHzの周波数で出力を行なっている。

出力回路:Power MOS-FET
制御回路:AVR Mega168P
制御信号:PWM制御(疑似VVVFインバータ制御「京急ドレミファインバータを再現」)
使用電源:12V1.0AスイッチングACアダプタ
保護回路:アダプタによる過電流遮断及びポリスイッチによる過電流遮断(1.0Aで遮断)

使用車両:トミックス製箱根登山鉄道1000形ベルニナ号(旧塗装)
使用線路:TOMIX製 ファイントラック線路ミニカーブレール(Nゲージ)

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