2009年11月3日火曜日

TCS Power Unit N-DU202-CLの改造(PWMコントローラ化)

 今回はTOMIX(トミーテック)社製のコントローラであるTCS Power Unit N-DU202-CL(パワーユニット)を分解、改造してマイコンを使用したPWM制御コントローラにしてみる。

<注意!!>
TCS Power Unit N-DU202-CLは家庭用商用電源(AC100V)を使用している製品ですので、内部に高電圧部が存在します。知識や経験の無い方が分解されますと、感電の可能性が非常に高くなります。また、コンセントを抜いた状態でも、内部のコンデンサに電気が蓄えられている事があります。この記事は分解を推奨するものではありません。さらに、この記事に関連して生じたいかなる事故、傷害にその他事象に関して当方は一切の責任を負いませんので、分解・改造は個人の責任の管理の元でお願い致します。また、安易な改造を防ぐ為に、改造に関する詳細な内容は非公開とさせていただきます。ご了承下さい。

 それでは、実際に動かした様子を見てみる。まだ、開発段階でLCDや電流計の動きが上手く行っていませんが、PWMコントローラとして生まれ変わっている。
また、改造によって常時点灯機能が使用できなくなった。しかし、ポイント切り替え用のサイドコネクタやTCSコネクタはそのまま活用できる。また、メータもディジタル制御で使用可能とし、加速や減速用の表示LEDはまた別の用途で使用する。さらに、加速用、常時点灯用の調整つまみはアナログ運転、周波数調整用に切替た。

追加した部品はLCD(液晶ディスプレイ)

サイドにはプッシュスイッチとトグルスイッチ

前面部にもトグルスイッチを追加


仕様詳細
CPU:Atmel AVR mega644P
System clock:20MHz(セラロック使用)
出力回路:Power MOS FET
操作方法:力行4段階、惰行、常用制動4段階、非常制動
表示方法:LCD(8文字×2)、LED4個
補助入力:トグルスイッチ4個、プッシュスイッチ
主要機能:PWMデューティ制御によるモータ駆動、走行中の周波数変更(疑似VVVFインバータ制御)、メータの完全なディジタル制御、電流計は電流表示、周波数表示、ブレーキ圧両区表示に流用可、加速率、減速率の設定及び記録

使用車両:KATO製 阪急電鉄6300系(4両基本セット)内モータ車のみ
使用線路:KATO製 ユニトラック線路(Nゲージ)

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