そもそも、キャブコン自体は6Pトグルスイッチやロータリースイッチなどで、安価に非常に簡単に作ることができる。ただし、コントローラーの出力を入れ換えるだけではポイントが切り替わって無い場合にはショートしたり、進行方向が急に変化する場合がある。キャブコンが必要な場面では、得てしてポイントの切替が伴う物である。
今回試作したものは、ポイントは2線式の物が二個、キャブXとキャブYの入力、フィーダーの出力(OUT)の端子がある。ポイントはモータードライバーによる時間制御、キャブコン自体は機械式リレーをマイコンにより制御している。マイコンを使うことによって、確実な動作はもとより、一度記録した設定を呼び出すボタンを設置しており、一つのボタンでポイントならびに、キャブコンを制御できる。
リバース線路の場合は上図のように、ギャップ(絶縁個所)とフィーダーの接続、ポイントの接続を行なう。ポイントの切替に応じてフィーダーの出力(OUT)の極性を逆転させることで、スムーズな運転ができる。
駅構内に待避線がある場合は、内回り外回りともに待避線を使用する場合がある。その際にはキャブコンは必須である。
上図は複線エンドレスにヤードを設置する場合である。複線折り返しの場合にはフィーダーの位置に注意が必要である。複線の場合にはヤードに上り下り双方が入換えを行なうので、キャブコンがあればさらに便利になる。ポイント切替と同時にコントローラーを入れ換えるので間違いが無い。また、ヤード線内専用のコントローラーを設置する場合には、トリプルキャブコンやマルチキャブコン(2台以上)も必要になってくるだろう。今回は2IN1OUTという機器になると思うが、3IN1OUTや2IN2OUTなどのキャブコンも考えられる。
ご意見、ご感想があればお気軽にお問い合わせ下さい。またブログにて紹介しているコントローラの一部は店舗またはこだわり電車運転台ストアにて販売もしております。是非、ご検討ください。
リバース線で実験した動画リンクをアップロードしたので、掲載しておく。
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