さて、前々回はiPadとMIDIを使った鉄道模型のコントローラを考案してみたが、今回はWi-Fiを利用したワイヤレス制御装置を考えてみる。
とは言うもののiPadやiPhoneのアプリやワイヤレスの通信機能を独自に使うとなると、アプリの開発や脱獄が必要になってくる。しかし、リスクを伴う物はさけてやりたいので、今回もMIDIを使った制御を行ってみる。
macにはネットワーク上のMIDI機器と相互に通信出来る機能が標準で組み込まれている。またiPadやiPhoneのアプリには有料無料を問わず、数多くのMIDIコントローラーアプリが存在する。無料のアプリであっても必要最低限の機能が搭載され、LAN内のMIDI機器として認識され、使用出来る。ここまで整っているので、あとはMIDI信号を模型のモータを動かす信号に変えれば良い。結局のところ、以前のiPadによる鉄道模型の操作と使用する機器はまったく変わっていない。
今回もキーパッドの位置によって進行方向と速度を変化させている。Wi-Fi経由とは言え、かなりのレスポンスなので、違和感無く操作出来る。装置をもっと拡張すれば、ノッチ制御や常時点灯機能、またポイント制御などが可能になるだろう。
使用機器
MacBook(macOSXであれば何でも)
iPhone(アプリは無料のアプリで、脱獄など改造は一切していない)
UM-1SX(Roland製USB-MIDI変換ケーブル)
AVR TINY2313(Atmel製8bitマイコン)
TA8428K(東芝製汎用モータドライバ)
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