さて、年明けから引き続きDCC用機器の試作を行なっている。前回から車載用のファンクションデコーダ(ライト制御専用)の開発を行なっているが、やはりNゲージに搭載するにはさらなる小型化が必要となってきた。ただし、汎用部品またはある程度の大きさの部品を使用するために、ぎりぎりのラインが勝負となる。HOゲージであれば案外余裕なのだが。
最初の試作からだんだん小さく設計をしているが、マイコンはDIPパッケージの20PINなので、これより小さくすることは不可能であろう。ただ、出力回路や周辺回路を出来るだけ簡略化し、コンパクトな設計を心がける。
デバッグ中の様子。DCCパケットの確認やCV値の書き換え、消費電流や機能のチェックを行った。この後車載用のデコーダを設計したが、ある程度の大きさだったために、車載にはだいぶ苦労した(・・;)
パケットモニターはブロードキャストアドレスの受信はもちろん、特定パケットを拾う為のフィルタ機能や最大128個の通信を記録出来る様にして、パケットの状態を監視する。デコーダの機能をチェックする上でも重宝する。そもそもKATO社製のE231系東海道線・新宿湘南ラインはDCCフレンドリー製品なので、対応デコーダであればワンタッチでDCC化できる。ただ、今回は自作を目的とし、またコスト面でも市販品より大幅に抑える事に成功した。
主な機能
①2桁/4桁アドレスに対応
②CV値変更はダイレクトモードにて変更可能
③F0によるヘッドライト、テールライトのON/OFF、進行方向自動認識(14,28,128ステップ動作に対応)
④室内灯はF1〜F4のボタンに対応可能(初期設定はF1)
⑤CV値のリセット機能(出荷状態に戻す事が可能)
⑥CV29の変更により、進行方向切替に対応
ご意見、ご感想があればお気軽にお問い合わせ下さい。またブログにて紹介しているコントローラの一部は店舗またはこだわり電車運転台ストアにて販売もしております。是非、ご検討ください。
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