現行販売中のBLタイプver1.12は操作部にロータリースイッチを用いており、ワンハンドル操作とはいえ、横に回す形となっている。しかし、実車の運転台では、前後(縦)方向の操作であるので、できればこの方法で再現をしたい。そこで、思いついたのがスライド式抵抗である。
本体右側にあるつまみを手前に引くと力行、奥に押すと制動となり、実車同様に惰性運転も可能である。ただし、実車の様なノッチ感(クリック感)は存在しない。そこで、横にバーLEDを設置し、現在のノッチ数やブレーキ段数を表示している。
このコントローラももちろん、マイコンを使用したPWM制御によって実車の駆動音を模型のモータから鳴らす事ができる。さらに、EB装置の再現を行なっている。コントローラ電源投入時にEBスイッチ(駆動音切替スイッチを兼ねる)を押すことにより、一定出力以上でハンドル操作を20秒間しなかった場合には、LEDとブザーによって警告が発生する。この時点でEBスイッチを押さずに、5秒間警告を無視すると模型は非常停止する。実車では1分間以上の操作しない場合に作動するが、模型の場合には1分間操作しないという状況は考えにくいので、とりあえず20秒間に設定している。しかし、ブザーの音が大きい(・・;)
・使用機器
「PWM電車運転コントローラBLタイプver2.02(試作品)」
・主要機能
マスコン5ノッチ(ただし、クリック感は無し)
ノッチオフ「惰行(徐々に速度低下)」(ただし、クリック感は無し)
ブレーキ7段(ただし、クリック感は無し)
非常ブレーキ(ただし、クリック感は無し)
・主要緒言
電源:12V1.5ACアダプタ付属、ただし出力は最大1.3A
出力:0~12V(デューティ比0~70%)、最大電流1.3A
出力コネクタ: KATOユニトラック互換
大きさ:135mm×75mm×49mm(突起物含まず)
保護回路:ACアダプタ内蔵の過電流遮断回路、基板上のポリスイッチによる過電流遮断(1.3Aで遮断)
常時点灯機能(調整可)
加速減速率調整
模型用EB装置
駆動音再現機能(14種類まで収録可能)
・制御システム
マイコン:AVRMega328P
出力段:Power MOS-FET
制御方式:PWM混合波(駆動用、常時点灯用)
・表示部
パイロットランプ(緑LED)
EBランプ(赤LED)
バーLED(赤2、黄色3、緑5)
・主要緒言
電源:12V1.5ACアダプタ付属、ただし出力は最大1.3A
出力:0~12V(デューティ比0~70%)、最大電流1.3A
出力コネクタ: KATOユニトラック互換
大きさ:135mm×75mm×49mm(突起物含まず)
保護回路:ACアダプタ内蔵の過電流遮断回路、基板上のポリスイッチによる過電流遮断(1.3Aで遮断)
こんにちは。試作の新型コントローラとEB装置の再現、拝見いたしました。
返信削除コントローラの方は、やはり操作が楽な1ハンドルタイプが人気なのでしょうか??
このスライド式抵抗使用の方式であれば、下記の様な組み合わせも出来そうですね。クリック感が無いのは残念ですね・・・。
○スライド式抵抗を左側に設置:「左手ワンハンドルマスコン」タイプ(JR北海道735系,JR東日本E233系,JR東海313系,JR九州817系等)
○スライド式抵抗を左側に、ロータリスイッチを右側にそれぞれ設置:「横軸マスコン 」タイプ(JR 205系,JR 211系等)
○スライド式抵抗を両側にそれぞれ設置:「横軸ツインレバー型マスコン 」タイプ(JR西日本225系,JR四国5000系等)
○スライド式抵抗を左側に2つ、右側に1つ設置:「横軸ツインレバー型マスコン 」タイプ(JR貨物EF210形,JR貨物EF510形等)
EB装置ですが、音量の調節は出来た方が良さそうですね。
非常制動の減速率ですが、「機能性重視の即時停止」と「実感性重視の実車の非常制動を模した減速率」が選択出来るとより良いと思いました。
コメントありがとうございます。
返信削除①ハンドルタイプの方が作り易いという理由もあります(汗)。ただ、市販品でもワンハンドルのパワーパックというものが少ないので、需要があると思い込んでいます。
クリック感を出そうと思うと、既製品ではなく、一からハンドルを製作する必要があると思います。一応、計画中ではあるのですが、、、、。
各車の操作方法については参考にさせて頂きます。ご意見ありがとうございます。EB装置に関しては設定時間や制動調整など改良の余地はまだまだあると感じております。