2011年9月21日水曜日

新製品の開発(運転会向けコントローラの製作)ワンハンドルタイプ その3

さて、またまた引き続き、模型店よりご依頼を頂いた運転会向けのワンハンドルコントローラを紹介したい。前回の記事はこちら

さて、イベントでの運転会となると、周りの環境や状況は様々である。ただ、それなりに騒がしく、また模型運転の際にも順番待ちや時間制限など多くの問題が出てくる。そこで、今回のコントローラには駆動音発生機能をスピーカーを用いた物にし、音量を増幅させ、発車ベルやタイフォンなど効果音もスイッチで鳴らす機能も追加した。さらには、指定時間で作動する擬似的なATSシステムを搭載し、運転の面白さを実感出来る物とした。

擬似的なATSシステムはつまみによって30秒〜約5分を指定し、その時間が来るとATS警告音(少し音が違うが)が発生、5秒間ATS確認ボタンが押されないと非常ブレーキが作動する仕組みである。また5秒以内にブレーキを一段以上に入れて、ATS確認ボタンを押すと、チャイム音に切り替わり、停止した後に音が消える仕組みとした。

ご意見、ご感想があればお気軽にお問い合わせ下さい。またブログにて紹介しているコントローラの一部は店舗またはこだわり電車運転台ストアにて販売もしております。是非、ご検討ください。

2 件のコメント:

  1. ATSによる非常ブレーキ動作後は一旦非常位置に入れないと運転再開できない方が、リアルじゃないでしょうか?

    市販レールを加工すれば、指定位置でATSベルが鳴るようにも出来ますか??また、ATS-P,PT,PFといったパターンブレーキ制御も可能ですか?

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  2. コメントありがとうございます。

    非常ブレーキの動作に関してはまた検討させてもらいます。

    レールに加工を施し、ATSの地上子となるセンサを設置し、それに応じたプログラムを組むことはもちろん可能です。またATS-Pなどの速度やセンサの位置に応じたパターン発生も複雑ですが、設計することは可能です。

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